今日は盛岡で、建設業協会主催の情報伝達機器運用開始式が開催されました。
これは、東日本大震災の時に情報連絡や情報共有が上手く図れなかったことを教訓として、建設業協会が様々な情報連絡機器を県内の13支部に配置し、その訓練を兼ねての開催です。
私は、建設業協会の広報委員会IT部会の関係で、今回の開始式をサポートさせて頂きました。
各支部に配置された情報伝達機器は、「衛星電話,ノートパソコン(インターネットによる情報共有),タブレット端末(スカイプを用いたインターネット通話),ガス発電機(カセットガスでO.K),GPS機能付きデジタルカメラ(撮影した位置や方向が地図上に表示可能)」といった機材です。
災害時に、インターネット回線が比較的優位だった経験と、最悪の状況下で岩手県全体をカバーするために衛星携帯電話の導入を決定されたそうです。
今回は、実際に盛岡市にある建設業協会と沿岸5支部や遠野支部をつないで、衛星携帯電話やスカイプによるインターネット通信を、実際に建設業協会の方々や各支部の事務局長さんが情報伝達訓練に参加する形式で実施をされていました。
岩手河川国道事務所所長や岩手県県土整備部等からも多数のご来賓に参加を頂き、建設業協会が取り組もうとしていることや、実際の訓練方法を見て頂く好機となりました。
岩手県全域を対象にした非常時の訓練が今までどうだったのか分かりませんが、行政関係の方々からも、こうした訓練を参考にしたいといった意見がありました。
また、今回の様子は各事務局長の方々にも見ていただけるように、Uストリーム配信をしております。
これは、当日の訓練に参加されない事務局の方々に対して、せめて当日の訓練の様子を生で確認してもらい、今後の訓練につなげていくための手法です。
大震災の経験を活かした建設業の取り組みが、地域を守る大きな力として機能していくためにも、こうした準備に加えて、日々の情報伝達訓練が大切なのだと学ばせて頂きました
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