今日は、花巻市市民憲章推進協議会の20周年記念ということで、記念講演や表彰が行われました。
記念講演では、「そうだ、葉っぱを売ろう!」ということで、徳島県上勝町を元気なまちに再生させた 横石知二さんの講演会が開催されました。
約1時間30分間のご講演の中で、上勝町に戻ってきてから、株式会社いろどりを立ち上げて葉っぱビジネスを軌道に乗せ、そして今では、お年寄りが主役で、本当に元気のあるまちに変わったことを、時にはユーモアも交えながら聴かせて頂きました。
そうした上勝町での話だけではなくて、仕事や物事の考え方に関してヒントとなるような話も沢山聞くことが出来ました。
今日の話を聞くまで、いろどりの葉っぱビジネスは順調に立ち上がったかのように勝手に想像していたのですが、実際には努力があればこそでした。誰もが発想しないことをビジネスにして、やり方を工夫しながらそれを成功させる訳ですから、簡単なはずが無いですよね。
しかもそれを、人口2,000人で約50%の人が高齢者のまちで成し遂げた訳ですから、発想と行動力、そして考え方など本当に勉強になりました。
また、環境に関しても34種類のゴミの分類で、再資源化率80%で、2020年までにはゴミ0を目指すという取り組みもしているとの話も聞きました。
そうした環境に優しいまちの葉っぱであれば、より付加価値がつきますし、ゴミ処理費用の低減も含めて、こうした経済面も考慮しての環境対策だという話もありました。
お年寄りが病院に行く暇がないくらい、活き活きと元気に暮らしているまちなので、社会保障費も県内一低いですし、ゴミの分別などによりゴミ処理費用も削減できて、皆さんの努力で浮いた予算を、教育費につなげたり出来るという話にも、市民の一人として共感を覚えました。
花巻に誇りを持ち、花巻の良さを活かした商売をすることが、まちのためになり、まちづくりに繋がるのだということ。他人事ではなく、自分自身の事として問題意識を持つ大切さ。
話に引き込まれ、とても有意義な時間を過ごすことが出来ました。早速、出来ることから意識していきたと想います。
本当にありがとうございました
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