インフラ(道路や上下水道などの生活基盤)を新しく造る時代から、既に造ってあるインフラを修繕補修しより長期に使用可能にしていくような維持補修も大切な時代へと確実に移行してきております。
維持補修工事の場合、しっかりと現場状況を見定め、その状況や結果を補うために最適な工法を選択し、更には既に使用されているという様々な状況にも配慮しながら施工を進めていく必要性が生じます。
こうした現場条件だからですが、新しくモノを造る時よりも維持修繕工事の方が、より難しい仕事になっている場合が多いように感じています。
私は、そうした時代になればなるほど、現場経験豊かな職人さん達の技術が重要になってくると考えています。
例えば、現状結果に対する原因を追求していく場合にも、豊かな現場経験に裏打ちされた職人の皆さんの判断は大切ですし、より現場条件が厳しい場合ほど、実際に施工をする時の状況を考えた工事段取りが大切になってきます。
現場状況や工作物の状態をしっかりと見極め判断し、より良い対策工事を提案し実現していくためにも、こうした経験や施工技術は大切な財産です。
未来を見据えてしっかりと社員の皆さんの施工技術を継承していくことも、建設会社の果たすべき重要な役割の一つだと考え、これからも実践していきたいと想います
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