4月1日から新年度がスタートしました。
私達建設業にとっては、4月1日~3月31日までが一つの年度であり、決算が3月の弊社にとっても、この3月から4月に移行していくこの時期はより感慨深いものがあります。
忙しい年度末を乗り越え、冬から春に移りゆくこの時期に、心機一転。また、新しい気持ちで一年を頑張っていく。そんな繰り返しです。
ただ私達を取り巻く現状を見てみると、公共工事のベースとなる普通作業員の労務単価は3%以上下落し12,100となり、ピークだった平成11年度の21,600円に比べると56%の単価になっています。
公共工事は、地方ベースで20%の削減ですし、民間の景況判断も輸出関連に牽引されて、少し上向きつつあるという報道ではありますが、先行きが不透明な経済状態の中で、決して芳しい状態とは思えません。
仕事が減ってくれば、より高い競争の中で当然より安い単価での受注になります。
そうした中で、会社の意識をどんどん変えていかなければ、こうした時代の流れについていくことはできません。
お客様に対する感謝の気持ちや、一日という限られた時間の中で仕事の能率を上げていこうという意識。
仲間や下請けの皆さんと力を合わせて、お互い様の気持ちで一所懸命に現場を安全に仕上げていく意識。
いろんな機会を活かして、自らの技術の幅を拡げ己を向上させようという意識。
多くを社員の皆さんに求めていく前に、トップ自ら意識を変えていかなければ、当然社員の皆さんの心を動かしていくことは出来ません。
様々な出会いや機会を通じて己を磨いていく。
そんな一年に、今年度もしていきたいと想います
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