昨年、フラワーロールちゃんや、興花祭といった高校生との協働事業を行ってみて感じたことです。
青少年育成も確かに大切なことですが、大切に育てた青少年が地元に残れる環境に無いのが地方の実情です。
地方が元気になって仕事も多くあって、生活環境に対する魅力が高まれば良いのかもしれませんが、一朝一夕に出来るモノではありません。
そうした中で、学生達に対して出来ることは何か。
この地域の良さを再認識していく中で、自分が生まれ育ったこのまちに愛着や誇りを持ってもらうようにする社会活動を経験してもらうこと。
そして、そうしたプラス面だけではなく、商店街のシャッター通りの現実や、農業の後継者不足の実情などを、実際に話を聴きながら実体験をしてもらうこと。
そうした経験の中で、この地域の為になんとかしたいという気持ちが、湧き起こってくる人がいるはずです。
現に、昨年の高校生との協働事業を通して、高校生の皆さんはこの地域の為になんとかしたという気持ちが高まっていきました。
商店街の厳しい状態を知るだけではなく、商店主の皆さんから話を聴いてくれてありがとうという暖かい感謝の言葉をかけてもらう中で、志が高まっていったのかもしれません。
こうした高い志を、心のどこかに持ち続けていてもらえたならば、
大学を終わって、都会で頑張る中で技術と知識を学び、地方に戻ってきて起業する人が出てくるかもしれません。
様々な家業を継ごうと想う人が増えるかもしれません。
行政の立場から、まち創り・ひと創りに力を注ごうと決意する人もいるはずです。
様々なキッカケを与え、子供達が自ら考える機会を増やしていくこと。
昨年の協働事業や、今年のUC(ユナイテッド・チルドレン)の事業を通して、学生達の大きな可能性を感じている今日この頃でした
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