先日、花巻青年会議所理事長として、社会教育委員会の会議に参加してきました。
地域コミュニティー会議関係の方、学校関係の方、NPO関係の方など幅広い構成メンバーから構成されていて、花巻市の社会教育行政に関する意見交換がなされました。
生涯学習、市民参画・協働、健康のための生涯スポーツ、芸術・文化の振興など、全市民を対象に、こんなにも多くの事業が行われている事を知ることができました。
ただ、個別の事業に関して、事業背景や事業の目的、事業効果の検証など詳しい資料までは載せられていませんでしたので、皆さん自分が関連している事に関しての質問や意見が多かったです。
私も一部分しか分かりませんので、社会教育全体の中でポイントとなる課題を聞いたところ、こうした社会教育に関する事業への参加者が市民全体の20%という回答を得る事が出来ました。
シルバー層のように社会教育への参加率が高い年代もあれば、20代から50代の働いている方々の参加がどうしても低いということが上げられました。この参加率の低い年代あるということが、大きな問題点だそうです。
こうした事を考えたとき、花巻北中学校の校長先生からも意見が出されたのですが、私のように子育て最中の親が様々な事を学ぶ機会をもっと増やすことが大切だと思います。
もちろん、どうすれば参加してくれるかという、仕掛け創りが難しいのはその通りです。
しかし、時間を取ることは確かに難しいかもしれませんが、子供に対して最も影響を与える事が出来るのは、間違いなくその子の親たちです。
子供が将来の夢に向かって、きちんとした価値判断基準を身につけながら大人へと成長し、自分自身の人生を力強く歩んでいけるために、我々親たちはどうあるべきなのか。
親学と最近よく言われますが、学校の授業だけでは身につかない、しかし最近少し失われてきているような大切なものを、どうすれば私達は取り戻す事ができるのか。
それは、様々な機会を得て、自分自身の意志で学ぼうとし、且つ実践していこうという気持ちが大切なのだと思います。
何も難しい事や特別な事ではないはずです。ちょっとだけ無理をして時間を創って、様々な機会を自ら得る事が大切なのです。
自利利他という仏教用語にもあるように、自分に利する事だけではなく、他人のために、特にも子供や家族のために何ができるのかも、私自身大切にしていきます。
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