お客様からこのようにカーブしている側溝に、蓋を掛けて欲しいというご要望がありました。
進入路的な側溝が対象な場合は、2次製品の側溝蓋を切断して対応する場合も多いのですが、古い側溝の場合は、既製品の蓋では寸法的に幅が合わない場合があります。
蓋掛りが浅いまま使用するとと、そこに荷重が集中して危険ですし、隙間が発生していると蓋が動きやすくなり、蓋が破損する要因にもなります。
だからといって特注の蓋を注文すると、どうしても費用的に高くなってしまいます。
そこで、今回はKCフォームという埋設型枠を使用しました。
距離が短いので維持管理が殆ど発生しないという判断の下、お客様とご相談し、工事費的にもより安価になるので採用させて頂きました。
このように、加工して使用することができます。
KCフォームを使用した後に、通常のコンクリート蓋(車道用)の構造を参考にして、鉄筋を配筋しています。
最後に生コンを打設して完成になります。
このように、既存の側溝に合わせた収まりにすることが出来ました。
今回のように流水があって維持管理がほぼ発生しない場合や、例え維持管理が発生しても距離が短く対応し易い場合には問題がありませんし、横断側溝の修繕にも使用し易い工法になります。
現場条件に応じた最適な提案が出来るように、これからも幅広い仕事経験を積んでいきたいものです
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