今工事をおこなっている下水道工事の現場です。
先日、推進工が無事に終わったのですが、流域下水道の既設マンホールに推進管を到達させなければいけませんでした。
推進方式は水平ボーリング方式(二重ケーシング式)のSH工法で、推進範囲には薬液注入による地盤改良も実施しています。
推進工の施工前に既設マンホール施工時の状況を調べたのですが、現場打設で築造されたものでした。そうなると、外側に鋼製型枠がそのまま残っている可能性が高くなります。
設計では内側から人力的にマンホールを壊して推進管を迎え入れることになっていたのですが、施工深さが5mを越えており、地下水の影響や地山の安定性、マンホール内側からの施工を考えると人力作業ではとても困難になる恐れがありました。
そこで監督員の方と協議をして、SH工法でそのまま押し切ることの施工承認を頂きました。時間は掛かるのですが、何よりも安全に作業を進めることができます。
こうして無事に工事を進めることができました。
皆さんのお知恵を借りながら、こうやって安全に工事を進めることができるのが何よりです
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