青年会議所の理事長を務めたことが縁で、2年間ほど花巻市の社会教育委員として会議に参加させて頂きました。
花巻市の生涯学習計画やその進捗状況に対して、20名の社会教育委員の皆さんが様々に意見を述べさせて頂き、行政の方々がそうした幅広い意見を施策に活かしていく仕組みです。
生涯学習と一口にいってもその範囲は広く、趣味的なものから青少年向けの研修や各体験学習,健康づくりや生涯スポーツの推進,芸術文化の振興,地域コミュニティ活動など、まなび学園や各地振興センターなどを有効に活かしながら、本当に幅広い施策が展開されています。
そんな中、課題として出てきているのは、
・学びの層が拡がらず、特にも青年層などの参加には至っていないこと。
・学びの内容が固定化していて、地域を活かした取り組みなどへ拡がりをみせていないということ。
・学びの成果が拡がらないということ。個人を高めることから、地域を高めることにつながっていないということ。
・学びの成果を広く市民の皆さんに伝えるといった、連携が拡がらないということ。
こうした事を少しでも改善していくために、行政も様々なアイデアで施策を講じようとしています。
「生涯学習を楽しむことから始まり、その成果を各地域で発揮してもらいながら、まちを高めることへとつなげていく」
まちが高まれば、そこに生活する私達の暮らしは幅広い意味で豊かになります。
この目標達成を可能にしていく力は、市民の皆さんお一人お一人の意識や行動によるものです。
私は、社会教育委員になったお陰様でこうして市の施策や情報を知る機会を得ました。
花巻市の広報やホームページにも様々な情報が載せられてはいるのですが、自らのアンテナを拡げていなくては、どんなに良い情報があったとしてもそれをキャッチすることはできません。
子供達にとって、また自分達自身にとって。
将来を見据えて、どんな経験を積んだり、知識を養ったり、人との交流を深めていくべきなのかを考え、私達青年層であれば、まずは子供に幅広い経験をさせることを大切に考えて行動していくと、自然に様々な機会を得ることにもつながっていくように想います。
ちょっとだけ時間を創るためには、まずは自分自身が興味を持つことが大切です。
そうして実際に機会を得ると、ちょっとしたキッカケで人は意識や考え方がより良い方向に変化する場合がありますし、ネットワークも拡がっていきます。
家族みんながより良くなるキッカケを、どんどん増やしていきたいものですね
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