世の中、自分の思い通りにならないことだらけで、自分の思い通りになることの方が圧倒的に少ないです。
私も経験があるのですが、誰かをサポートするような立場にある場合、生まれ育った環境や価値観も違う人対人ですから、当然摩擦や意見のぶつかり合いがあります。
しかし、ただ意見がぶつかっているだけでは、何の解決にもなりません。お互いに、歩みよる事をしなければ、お互いに考えてより良い答えを導き出さなくては、折角の議論が全くの無駄になってしまいます。
ベテランは過去の経験を基本としながらも、若い人達の新しい発想をどう活かしていくのか?
逆に若い人達も、自分の意見を信じてもらうためにも、まずは信頼されるようにきちんと頑張って認めてもらうこと。
お互いに相手の言うことにも一理あると、相手を認める事が出来れば良いのですが、トップにいる年数が長くなり、様々な経験を多く積めば積むほど、自分の成功経験を基本とするが故にどうしても譲れない部分が多くなってしまいがちです。
それで物事が順調な時には良いのですが、
いざ業績が悪くなり始めたときには、もっと時代が激しく動いていることを認識しなくてはならないのに、業績の低下をどうしても自分以外の所にあるというように、他人や周囲の環境に対して責任を転嫁してしまい、何ら物事の解決にならない場合もあるはずです。
「昔はこうして成功していた。成功しないのは、おまえの所為だ。もしくは、世の中の景気が悪いから、会社の業績も悪い。会社が上手くいかないのは、政治の所為だ」
そう、言えば自分は救われるかもしれませんが、会社や従業員は全く救われません。
このような話を、以前何かのセミナーで聞いた事がありますが、私も全くその通りだと想います。
私は若くして社長になったが故に、多くの人達の話を聞くことを本当に大切にしています。その中から、少しでも自分や会社のためになる種を見つけ出し、それを前向きに育てていこうと考えています。
直ぐにできることは少ないかもしれませんが、自分でも、会社でも出来ることを少しずつでも行っていく。日々意識をしていく事で、少しずつ良い方向に物事を変えていく。
そうやって様々な事を周囲の人達から教えて頂けるように、自らを低きにおくという心構えをこれからも大切にしていきたいと考えています。
暗闇の中に光明を見出すことは、一人の力では難しいかも知れません。
しかし、多くの仲間達と考え、議論し、共に力を合わせて行動していけば、それが実現できるかもしれません。
未来を見据えた、そんな仲間創りが今の私にはとても大切なことだと考えています。
最近の若者は自分の考えを伝えられないような気がします。言っても聞いてくれる上司が居ない・・・自分が絶対のベテランばかりで(/_<。)伸び盛りの若者を潰さないためにも若い社長が頑張って下さい。話合いの機会を増やしてやって下さい。
投稿情報: | 2008/04/15 21:40